風のガーデン、行って来ました。 |





ドラマ「風のガーデン」で、緒方拳さん演じる貞三さんが、愛犬の死に直面し、悲しみ泣き続ける孫の岳くんに、グリーンハウスの暖炉の前で語る場面があります。(実は昨日から見直してます。)
“生きてるものは必ず死にます。 おじいちゃんもいずれ死ぬ。
君だっていつか死ぬ。 死ぬってことはね、生きてるものの必ず通る道です。
君は、犬の死に今泣いてる。
だけど花が命を終え枯れて死ぬ時は、いちいち涙流さないでしょ? 流しますか?
動物と植物、違いはあってもどっちも同じ命なんです。
でも、花は死ぬ時、血を流さない。 だから人間はそれほど同情しない。
でも、同じ命なんですよ。”
緒形拳さんは、自身が肝がんであることを周囲に悟られず、息子の死を看取る老医師を演じ切り、ドラマ「風のガーデン」放映開始の4日前に亡くなりました。
緒形拳さん演じる貞三先生が、紡ぐように話された一語一語が思い出されます。