2014年 06月 03日
陰茎ペロニー病について |
何年か前に、週刊モーニングに”右曲がりのダンディー”というコミックが連載されてました。
ダンディーな男性の日常をコミカルに描いた漫画ですが、なんと男性の大事なところが右に曲がっているという男性のお話です。
”そんなバカな!”と思われる方が多いと思いますが、私たち泌尿器科医にとっては“ペロニー病”だな、とすぐ思ったものです。
陰茎ペロニー病(Peyronie's Disease)、または陰茎形成性硬化症は、陰茎に硬結、彎曲を起こす病気として知られています。
海綿体やそれを包む白膜、または中隔に硬結を生じ、即ち組織の柔軟性が失われ、勃起時にこの部分が伸展しないため、勃起時の陰茎は病変側に反り返ることとなります。
自然治癒する場合もありますが、彎曲がひどい場合また勃起時に痛みを感じるような場合、治療が必要になります。 保存的治療で様子を見ますが、ビタミンEやケロイドの治療薬であるトラニラストの内服が有効です。 手術に至る場合もありますが、極めてまれです。
病名はフランスの医師フランソワ・ジゴ・デ・ラ・ペロニーに由来してるそうです。
←いろんな病気があるもんです、気になる方は泌尿器科医にご相談ください。 応援クリックお願いします。
ダンディーな男性の日常をコミカルに描いた漫画ですが、なんと男性の大事なところが右に曲がっているという男性のお話です。
”そんなバカな!”と思われる方が多いと思いますが、私たち泌尿器科医にとっては“ペロニー病”だな、とすぐ思ったものです。
陰茎ペロニー病(Peyronie's Disease)、または陰茎形成性硬化症は、陰茎に硬結、彎曲を起こす病気として知られています。
海綿体やそれを包む白膜、または中隔に硬結を生じ、即ち組織の柔軟性が失われ、勃起時にこの部分が伸展しないため、勃起時の陰茎は病変側に反り返ることとなります。
自然治癒する場合もありますが、彎曲がひどい場合また勃起時に痛みを感じるような場合、治療が必要になります。 保存的治療で様子を見ますが、ビタミンEやケロイドの治療薬であるトラニラストの内服が有効です。 手術に至る場合もありますが、極めてまれです。
病名はフランスの医師フランソワ・ジゴ・デ・ラ・ペロニーに由来してるそうです。
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by utunomiy
| 2014-06-03 15:57
| 泌尿器科