2012年 01月 27日
尿細胞診の意味は? |
尿の細胞診検査とは、尿の中に出現している細胞を顕微鏡で観察し、癌や炎症性疾患の検索を行う検査です。 尿の中には膀胱や腎盂、尿管や尿道など尿路系の剥がれた細胞が含まれています。 その細胞の変化を観察することにより、癌や炎症性疾患を検索することができます。 尿細胞診は自然に排出される尿を検査材料とするので、患者の負担が少なく、何度でも検査が可能です。
検査方法・手順
1.採取された尿を遠心器にかけ、下に沈んだ細胞をガラスに塗ります
2.特殊な液に入れ細胞を固定し、翌日パパニコロウ染色をします。
3.細胞診の判定は、以下の5段階で行なわれます。
1. クラスⅠ…異型細胞が認められない
2. クラスⅡ…異型細胞は認められるが、悪性の疑いはない
3. クラスⅢ…異型細胞は認められるが、悪性と断定できない
4. クラスⅣ…悪性の疑いが濃厚な異型細胞を認める
5. クラスⅤ…悪性と断定できる異型細胞を認める
検査結果の判定
Ⅰ、Ⅱであれば陰性で異常なしと判断されますが、Ⅲであれば疑陽性で、がんかどうかの判別が難しく、精密検査が必要になります。
Ⅳは陽性で、ほぼがんと診断されますが、念のため精密検査が行なわれます。
Ⅴは明らかにがんと確定診断されます。

上の顕微鏡写真は、クラスV、悪性細胞です。 尿路のどこかに悪性腫瘍があることが強く疑われます。
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検査方法・手順
1.採取された尿を遠心器にかけ、下に沈んだ細胞をガラスに塗ります
2.特殊な液に入れ細胞を固定し、翌日パパニコロウ染色をします。
3.細胞診の判定は、以下の5段階で行なわれます。
1. クラスⅠ…異型細胞が認められない
2. クラスⅡ…異型細胞は認められるが、悪性の疑いはない
3. クラスⅢ…異型細胞は認められるが、悪性と断定できない
4. クラスⅣ…悪性の疑いが濃厚な異型細胞を認める
5. クラスⅤ…悪性と断定できる異型細胞を認める
検査結果の判定
Ⅰ、Ⅱであれば陰性で異常なしと判断されますが、Ⅲであれば疑陽性で、がんかどうかの判別が難しく、精密検査が必要になります。
Ⅳは陽性で、ほぼがんと診断されますが、念のため精密検査が行なわれます。
Ⅴは明らかにがんと確定診断されます。

上の顕微鏡写真は、クラスV、悪性細胞です。 尿路のどこかに悪性腫瘍があることが強く疑われます。

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by utunomiy
| 2012-01-27 16:44
| 泌尿器科
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