2015年 10月 24日
尿路結石の治療~お腹を切らずに石をとる!~ |
尿路にできた石は、放置しておくと大変なことになります。 何らかの方法で、石をとってやる必要があります。
僕が泌尿科医になった当時(昭和55年)は、石といえば切石術といって、お腹を切って石をとるのが当たり前の時代でした。
それが一大転機を迎えたのがそれから5年、ショックウェーブの登場でした。
衝撃波は、超音速飛行中の戦闘機やロケット、隕石や大気圏再突入した人工衛星などの周囲で発生します。 また弾丸による発生も認められています。 衝撃波が地表に達すると窓ガラスを割るなどの被害を生じ、減衰してもソニックブームと呼ばれる大きな騒音になることが知られており、つい最近ロシアでの隕石による衝撃波の映像を覚えている方も多いと思います。
この波を石に向かって発射して石を割ろうというのが、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)という技術なのであります。
この技術の導入により、お腹を切らずに石をとる、ということが可能になったわけです。
この器械はあっという間に全世界に広がりました。 その結果、私たち泌尿器科医が手術をして石を取ることがほとんどなくなったわけです。
←泌尿器科医から手術を奪った技術が憎い、なーんてんね! 応援クリックお願いします!
僕が泌尿科医になった当時(昭和55年)は、石といえば切石術といって、お腹を切って石をとるのが当たり前の時代でした。
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by utunomiy
| 2015-10-24 16:07
| 泌尿器科