2014年 05月 21日
ボーエン病 |
先日、60代の女性が、5、6年前から右の太ももに赤みができ、市販の塗り薬を塗っても治らず少し盛り上がってきたので診てほしいと来院されました。診察すると、右の太ももの外側に、約2×3cmの不整形の赤い局面がみられました。これは、要検査と思い、組織検査をしたところ、ボーエン病の診断を得ました。
ボーエン病とは、皮膚の癌(悪性腫瘍)の一種で、有棘細胞がんが、皮膚の表皮(皮膚の最も外側)にとどまった状態です。癌細胞は、皮膚の奥深くはいっていませんので、その病巣部を切除すれば、完治し、転移の心配もありません。ただそのまま放っておくと癌細胞が浸潤し有棘細胞がんになります。ボーエン病の原因は不明ですが、外陰部や手の指に出た場合にはヒト乳頭腫ウイルス、顔などの露出部では日光の紫外線が関係している可能性があります。
←気になる皮膚の異常は、皮膚科専門医に診てもらいましょう! 応援クリックお願いします。
ボーエン病とは、皮膚の癌(悪性腫瘍)の一種で、有棘細胞がんが、皮膚の表皮(皮膚の最も外側)にとどまった状態です。癌細胞は、皮膚の奥深くはいっていませんので、その病巣部を切除すれば、完治し、転移の心配もありません。ただそのまま放っておくと癌細胞が浸潤し有棘細胞がんになります。ボーエン病の原因は不明ですが、外陰部や手の指に出た場合にはヒト乳頭腫ウイルス、顔などの露出部では日光の紫外線が関係している可能性があります。
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by utunomiy
| 2014-05-21 11:52
| 皮膚科