2012年 05月 15日
毛虫皮膚炎 |
これから夏、秋にかけて、皮膚科外来では毛虫皮膚炎の患者さんが多く来院されます。毛虫皮膚炎とは、毛虫の持つ毒針毛に触れることで起きる皮膚炎のことです。毛虫は危機を感じると毒針毛を空中に大量に発射します。この毒針毛に皮膚が触れた直後は無症状のことが多いのですが、数時間以上してから痒みの強い赤みが出現し、掻くことによって、次第に増え、毒針毛の直接接触のなかった部位にも拡大します。顔や首、腕から衣服に隠れた体にも発疹が見られることが多いです。痒みが非常に強いため夜間眠れないこともあり、皮膚科専門医での適切な診断と治療が必要です。
毛虫皮膚炎の原因の一つであるチャドクガの幼虫は年に2回、5~6月と8~9月ごろに発生します。公園や家庭にあるツバキやサザンカなどを好みます。発生の時期にはこうした木のそばに近寄らない事(近くを通っただけでも風で毒針毛に触れることがあります)、また、できる限り長袖や長ズボンの着用が望ましいといえます。
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毛虫皮膚炎の原因の一つであるチャドクガの幼虫は年に2回、5~6月と8~9月ごろに発生します。公園や家庭にあるツバキやサザンカなどを好みます。発生の時期にはこうした木のそばに近寄らない事(近くを通っただけでも風で毒針毛に触れることがあります)、また、できる限り長袖や長ズボンの着用が望ましいといえます。
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by utunomiy
| 2012-05-15 11:09
| 皮膚科